小さい旅館だからこそできる、お客様へのおもてなしの心
清水 理恵子旅館清龍 接客係(2017年入社)
不安が全くなかった飛騨高山への移住
私は県外の出身なのですが、実家を出て新しく違う環境で接客業をしたいと考えていました。その際、実家から行き来しやすく、今や全国区であり世界的に有名な観光地である飛騨高山にしようと心に決めました。高山市は居住環境が非常に良く、移住すること自体に不安や抵抗はありませんでした。
高山市にはホテルや旅館が無数にありますが、最初から小規模であることを重要視しました。どちらが良い・悪いということではなく、小規模のほうがお客様とより距離で接することができると考えたからです。
準備、案内、片付け…毎日が時間との戦い
接客係という肩書きの通り、お客様と接したり、会話をしたりするのが中心のお仕事です。また夕食や朝食の準備や案内なども任されています。
お昼頃出社をしてすぐに着物に着替え、部屋出しに必要なセットの準備を始めます。15時をすぎると、多くのお客様がチェックインをされるため、順次お部屋へとご案内いたします。並行して夕食の準備も始め、お客様がご希望される時間に合わせてお部屋へ料理を運びます。料理をお出しする際は、どこからいらっしゃったのか、天気の話題などの雑談をしながら、お客様とコミュニケーションをとることも大事な仕事です。夕食が終わった後は、翌日の朝食の準備を始めます。
夕飯の時間はお客様によって異なるため、慣れないうちは時間との戦いでとにかく焦る毎日でしたが、効率よく進めるために先輩からアドバイスを受け、経験を積み重ねることで上手く進められるようになりました。慌ただしい中でも、料理や接客対応に満足いただき「また次回も来ます」と言っていただけるとホッとします。海外のお客様から直接プレゼントをいただいたこともありました。
どんなことでも相談に乗ってくれるスタッフに感謝
旅館清龍は飛騨牛料理が有名なので、お客様に聞かれても答えられるよう、飛騨牛の歴史や特長について聞いたり調べたりしています。接客係ですので、マナーや作法については本を読んで勉強をしています。
また休日には、自分が観光客になったつもりで、市内の色々なお店や施設に足を運ぶようにしています。客観的に観光地やお店を比較をすることで、新しい発見ができ、自分の仕事にもいかせています。
旅館清龍のスタッフは親身な方が多く、どんなことでも相談に乗ってくださるので安心して働くことができています。大きな会社ではないからこそ、少数精鋭で個々の力が試されます。人と接するのが大好きな方、やりがいを求めている方、お待ちしております。