1. 飛騨牛勉強会 in 旅館清龍

飛騨牛のルーツは1980年4月1日に兵庫県で生まれた1頭の但馬牛から始まり、翌1981年6月16日岐阜県へ、そしてその牛が飛騨牛の父と呼ばれる「安福号（やすふくごう）」となりました。飼育に手間暇をかけ冬期は管理の行き届いた牛舎の中で健康・衛生・ストレス等に気を配り、夏期は緑豊かな広い牧場で山々から湧き出るきれいな水、澄んだ空気など牛が大きくなるのに適した条件で育てられます。
生産農家さんが大切に育てられた飛騨牛の特徴はきめの細かい、やわらかい、サシが全体にほどよくまわっているなどの特徴に上げられます。

長い月日を重ね平成14年9月「第8回全国和牛能力共進会」で「内閣総理大臣賞最優秀枝肉賞」を受賞し、全国ブランドになりました。そんな飛騨牛の歴史、飼育方法、飛騨牛の等級などの知識を、フロント、営業部、接客係など総勢10名が参加し、飛騨牛の理解を深めています。

2. 飛騨牛 牛舎見学会

高山市内の飛騨牛を飼育されている畜産農家にお邪魔し、飼育されている方からお話を聞きました。
牛が病気にかからないように場内への立ち入りには消毒からはじまり、牛舎内も寝わらの交換・し尿処理など徹底した衛生管理となっています。
牛にストレスを与えないための運動や飼育頭数制限などがあり、さらに良質な肉にするためのえさも複数の品目があります。
私どもは生産農家の方々が愛情を込めて飼育して頂いている飛騨牛を更に愛情を込めて調理しお客様へ提供しなければいけないと感じています。

3. 丹生川精肉さん　飛騨牛販売小売店さん見学

よく精肉業界の方から「どちらから仕入れているのですか？」と聞かれますが「丹生川精肉さんです」と答えると「間違いないところから仕入れして見えますね」という答えが帰ってきますのでその世界では有名な精肉店さんです。旅館清龍で使用している飛騨牛もほとんどが 丹生川精肉さんから仕入れをしております。

精肉店さんでは肉のブロック（固まり）を仕入れた時はまっ白な脂肪分に囲まれたお肉なのですがそこから不要な脂を取り除き、またロース、サーロイン、肩、モモ、すね、バラといった部位に分けられていきます。その作業がみごとに正確で早いのですが、私どもに届けられるには最低2週間は寝かす（保存）するそうです。多少寝かしておいたほうがお肉が熟成されおいしくなります。

丹生川精肉さんホームページ

4. JAひだミートさん見学会

JAひだミートさんは各牧場から飛騨牛が集まり、ここで枝肉となりセリ市にかけられ精肉店さんが引き取っていく場所になります。
たくさんの枝肉を保管している冷蔵庫やセリ会場も見学させて頂きました。平成14年から供用されている施設とうことでまだ新しく、管理方法もアメリカのNASAが開発したHACCP方式を取り入れられ衛生管理面でも全国トップクラス。
安心して皆様のもとへ飛騨牛を届けられます。裏方さんから聞いたのですが、ここの市場の落札平均単価は全国一番高いらしく、さすが我らが飛騨牛であります。

JAひだミートホームページ

5. 飛騨牛に関する理解度テストの実施

お客様と直越やりとりさせていただく接客係は、飛騨牛についての質問をいただくことが多いのですが、いつでも答えられるように定期的にミーティングやテストを実施して、飛騨牛についての知識をスタッフ全員で共有できるようにしております。また飛騨牛や近江牛、松坂牛といった和牛を扱う店に行って、どのように料理が出てくるか、どのタイミングで出せばいいか、デザートはなにが合うかなど研究しています。

6. キッチン飛騨　河本シェフによる飛騨牛の美味しい食べ方の勉強会

テレビや雑誌からの掲載依頼も多く自前での工場などもある知る人ぞ知る有名店「キッチン飛騨」さんの河本シェフから、飛騨牛を提供する時に気を付けていることなどお伺いしました。講演終了後は実際にお肉を部位ごとに焼いて食しながら、飛騨牛の美味しい食べ方を教えていただきました。

キッチン飛騨さんホームページ

7. 第2回飛騨牛勉強会　伏見農政部長の講演

飛騨牛が放牧される千町牧場の伏見部長さんに農業の現状から飛騨牛についてのお話を丁寧に教えていただきました。飛騨牛は肉質の比較でも全国の牛に比べてA5等級と呼ばれている最高級のお肉になる比率が全国で一番であることもお聞きしました。接客係として飛騨牛の魅力をお客様に伝えることができるように精進します。

8. JA飛騨ミート主催　「食肉安全フォーラム」に参加

食肉安全フォーラムで、飲食店関係者や給食業者や生産農家の方など約300名と言う大勢の地元の方々と一緒に参加しました。出席者は男性ばかりかと思っておりましたが、若い方や女性が多い事に驚き飛騨牛にこれ程に関心を持たれている方がいる事にうれしく感じました。
JAひだ代表理事：駒屋廣行氏と飛騨ミート農業協同組合連合会代表理事会長：大池裕氏のご挨拶から始まり飛騨保健所の村瀬繁樹課長様、国際保健医療科学院の島村真弓先生から後援を頂きました。食中毒の発生原因について、お肉を良く焼いて安全に食べることなどわかりやすい説明内容でした。

JA飛騨ミートでも食肉の衛生的な取扱いや表示内容についての適正な情報提供や、飛騨牛の「安心・安全」を確保しつつ、更なる消費拡大を図られる活動内容は改めて感心しましたし、私どもも改めて安全な食肉を美味しく皆様にお届けしなければいけないと強く思った次第です。

9. 全国和牛能力共進会大会に参加

毎年全国各地で開催される全国和牛能力共進会大会に旅館清龍が飛騨牛応援隊として参加しています。過去2回の大会で飛騨牛は最優秀枝肉賞を受賞しています。

また高山市では地元の産業「飛騨牛」をよく知り、5年に1度の全国和牛能力共進会での「飛騨牛日本一」を応援しようと、市内の4年生～6年生22名が市長から「飛騨牛応援こども大使」として任命して、さまざまな体験を通じて飛騨牛の魅力を学び応援する取り組みをしています。弊社村井社長のお子さんも参加され、家族一団となって飛騨牛を応援しています。