ずっと残り続ける思い出のサポートをしたい
中田 成美旅館清龍 フロントスタッフ(2014年入社)
飲食店勤務から沢山の出会いがある旅館業へ
私は接客が大好きで、様々な飲食店で長年働いてきましたが、同じ接客業であっても、もっと違う業種でさらにスキルアップをしようと考えていました。そんな中、もっと沢山の人と出会える業種はないかと探していた中、旅館業が目に止まりました。飲食業では食事提供が主な業務ですが、旅館となると様々な業務があり、人と接する様々な場面があります。そのうえ飛騨高山は今や国際的な観光地となり、国内だけでなく海外からのお客様も多数いらっしゃいます。
旅館業なら飲食店での接客スキルをいかすことができるだけでなく、さらなるスキルアップをできると考え、旅館清龍のフロントスタッフとして勤務することになりました。
旅館清龍は全部で25部屋しかありません。大規模な旅館やホテルと比較するとコンパクトですが、その分一人ひとりのお客様に目配りできるアットホームな雰囲気がとても魅力的なポイントです。
英語を話せることよりも、伝えたいという気持ちが大事
実際に働いてみると、接客だけでなく予約などの電話対応や事務作業に慣れるまでとても大変です。しかしながら毎日少しずつ経験を積むにつれ、効率よく作業が進むようになったり、新しいことを覚えたりすることが楽しくなるようになりました。お出迎えから、お見送りまで沢山のお客様と接する中で、笑顔や「ありがとう」、「また来ます」などのお言葉をかけていただくたびに、日々自分の成長を実感することができ、この仕事にやりがいを感じています。
旅館清龍には連日海外からのお客様が沢山訪れます。当然のことながら、海外のお客様とコミュニケーションを取るためには語学力が必須となります。そのため普段から英語のテレビ番組や映画を観たり、マナー本を読んだりして勉強をするようにしています。
以前から英語がうまく話せず、外国人に対して怖いイメージを持っていました。今は慣れてきてきたこともあり、円滑なコミュニケーションを取ることができるようになりました。うまく話せなくても、ボディーランゲージを駆使するなどして一生懸命に伝える気持ちが大事です。一生懸命さが伝わったのか、海外のお客様からキーホルダーのお土産を頂いたこともあるんです。
またプライベート旅行の際には、同業者としてホテルや旅館で働く方々の接客態度を観察するようにしています。接客業に共通して大切なのは「お客様が何を求めているかを即座に察する力」ではないでしょうか。良いところは自分自身にも取り入れ、改善すべきところは気をつけるようにしています。
毎日違う刺激的な日々のフロント業務
旅館に宿泊するということは、かたちとしては残りませんが、思い出としてずっと残り続けます。非日常を楽しみにご宿泊されるお客様に、素敵な思い出に残る旅行の手助けがフロントスタッフの役目だと思います。
旅館清龍には老若男女、様々な国籍のお客様が毎日訪れるので、一日たりとも同じ日はありません。とにかく人と関わる事が大好きな人、毎日ドキドキしたい人にはおすすめです。
最初は覚えることが多く、フロントと事務作業の両立が大変ですが、心強い沢山の同僚が支えてくださいます。旅館の顔として、一緒にお客様の笑顔と素敵な思い出を作りましょう。